2007年3月 8日 (木)

バブルへGO!を観る

以前から興味があった映画「バブルへGO!」が明日までということで、今日行ってきた。この10間くらい前の世界同時株安がなければ、もっとワクワクした気持ちで出かけたかもしれないが、不運にも直撃されたので、少しおとなしい気持ちで見に行った。

あらすじは、2007年3月に日本経済が800兆円の借金を抱えて破綻する可能性が高くなったことをなんとかするために、財務省のお役人(主人公の阿部寛)が、タイムマシーンで女友達の娘(広末涼子)をバブルの最中の日本に送り、バブル崩壊を食い止めようとする社会SF物語だ。

自分が期待したのは、自分が28歳で首都圏で働いていたバブルの頃の東京をどんな風に描くかが興味があった。あのころ、ボディコン・ワンレンでディスコで踊る若い女性がいっぱいいた。若い男も高級スーツに身を包み、女性といかにスマートに付き合うかなど知恵を振り絞っていた。

街では、夜遊びした後、なかなかタクシーが捕まらず、六本木などではタクシーを止めるのに万札をちらつかせて止めたなど話があった。そんな情景がこの映画では再現されている。

映画自体は、社会風刺でも感動ものでもなく、純粋にコメディーの分類に入る気軽に見られる映画だと思う。自分はフジテレビの「結婚できない男」の阿部寛が結構好きだ。実年齢は自分より3歳下だが、実生活でも未婚で、40歳を越えた独身男性の気持ちなどよく演じていると思う。その阿部寛が、なかなか存在感があって面白い。

また、主人公の広末涼子も可愛かった。タイムマシーンでバブル時代に戻り、現在と17年前の様々な文化の違いに驚きながら、なんとかバルブ崩壊を止めようとするのだが、社会派映画で暗くなりがちな雰囲気を明るくしているのは、彼女の明るさだ。

今なぜ、バブルなのかは分からないが、あのころ仕事で動き回り、遊びでも思いっきり遊んだ人には、懐かしい映画だと思う。ただ、これからの日本が、この映画のタイムマシーンで戻らなくてはならないほどの状況にならねばいいが、まじめに考えるとちょとこわい。

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2007年1月28日 (日)

NHKスペシャル「インドの衝撃1」を見て

今日、夜九時からNHKスペシャル「インドの衝撃」を見た。60年前までイギリスの植民地だったインド。今ではITを柱とする頭脳立国で、経済成長国に変身しようとしている。その現状を紹介するものだった。

植民地時代から貧しい国の代表だったインド。初代首相のネルー氏が、資源らしい資源の何もないインドで、人を育て、頭脳立国でこの国を豊にしようと考えた。そして、50年前くらいに I I T(インド工科大学)大学を建設し、エリート教育を行って人材作りに取り組んできた。

その成果があり、現在まで多くの海外の企業の社長や研究者を輩出してきた。そう、インドでエリート教育を受けた彼らは働きの場を国外に求め活躍してきたそうだ。もちろん、インドには彼らが能力を十分発揮できるだけの企業がなかったためだ。

ところが、最近は海外で成功したエリートたちが、インドを先進国にしようと、インドに戻ってきたり、海外に居ながら連携し立ち上がろうとしているそうだ。

日本の明治から昭和にかけての近代化から高度経済成長までは、学生時代は海外で見聞を広めてきたが、活動の場が主に日本であったのと比べると、少しスタイルは異なると思った。日本は国土はインドに比べ狭いし、人口も10分の1程度、識字率も高かったので、立志、成功した人の割合は、インドより高かったからかも知れない。

多くのインド工科大学の出身者が、本格的に連携し始めたのは、インドが民衆レベルで、「貧しくとも頭脳で豊になれる」という考えが行き渡りつつある現実と関係があると思う。さらに、全世界がインターネットでつながり、頭脳という武器を持ったインド人が活躍できる場が一挙に広がったことで国の発展に寄与できる、恩返しできるという人間的な動機によるものであろう。

昔、中国の陶淵明が故郷に帰ろうとしたとき読んだ韻文がある。「帰去(かえ)りなんいざ、田園将にあれんとす、何ぞ帰らざる。」という帰去来の辞だ。このとき、陶淵明は役人生活に慣れず、故郷に帰り、詩を作り、酒を楽しみながら故郷で過ごしたそうだが、インド工科大学出身のインド人は、隠遁生活のためでなく、国の発展のためにインドに戻るという。

今まで大学でITを学んだ学生たちも、NHKスペシャルによると海外で働くのではなく、インドでベンチャーを起こす人たちが増えてるという。

わが日本では、総理大臣が愛国心を教育しようと考えておられるようであるが、どんな言動をする人間を作り出したいのかいまいち分からない。まずは子供たちや学生たちのことをまじめに考え、彼らが自分の力を十分に発揮できるようにサポートすることを国が行えば、何年か後に、本当の愛国心を持った大人が誕生するのではないかと思う。

この番組の中で貧しいながらも勉強にしっかり取り組もうとしている若者たちの、ひたむきで純粋な目がとても印象的であった。

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2007年1月21日 (日)

NHKスペシャル「google特集」を見る

昨年の8月頃、ふとしたきっかけでWeb2.0なる考えがあることを知り、5冊ばかり本を買い調べてみた。

今までのWebの利用は、企業や個人がサイトを作り、何かあったら情報はここにおいてあるので見てくださいよ。アドレスは○○○ですよ。というもので、見る人にはあまり親切でもなく、またマーケティング的にも広告効果のあまりないものだった。

ところが、このWeb2.0という考えは、

 (1)利用者の参加

 (2)集合知の利用

 (3)情報の流通性の拡大

を促して、もっと使う人に便利であり、また企業の広告としても効果のあるものにしようとする仕組みだという。

Web2.0に関する本を読んでから、ネットにアクセスするとき、少し気をつけて見るようになった。最初に、良く見るようになったのは「価格.com」のサイトだ。これはWeb2.0で言えば(1)利用者参加の(2)集合知の利用の典型だ。ある商品を買おうとしている人が、既に持っている人や情報を知っている人から気になる点などを聞くことができる。また、ある商品を使った感想などを自由に書き込める。その商品を作っているメーカーのサイトでは、いいことしか書いてない場合が多いので、はるかに役に立つサイトだ。

次にブログでの商品広告だ。これも口コミ効果を狙った広告だ。たまにアフィリエイトということで商品画像しか貼り付けていないブログを見るが、ほとんどクリックしない。しかし、もし実際に何かを購入し、それを使ったときの使用感や写真など載せてあると思わず読んでしまう。企業のサイトよりは信用する。

さて、前段が長くなったが、今日のNHKスペシャルはgoogleの特集で、Web2.0の要素だと最後の「情報の流通性の拡大」に該当する。一つはgoogleのテキスト広告を自分のサイトのページに貼ることで、月90万円も広告料を得ている若者の話。もう一つが、検索の際に表示される検索順位を上位に上げるビジネスが脚光を浴びているという話。

昨年の夏にWeb2.0の本を読んだとき、SEO(Search Engine Optimization:検索エンジンの最適化)がマーケティングの重要な鍵になりつつあると、どの本にも載っていた。日本でもそれを専門に行っている会社を立ち上げている人がいると書いてあった。

自分では、googleの検索結果を利用する場合、最初のページだけでなく2,3ページは検索ページを開くので、順位はそれほど重要でないと思っていた。しかし、良く使う検索ワードで上位5位くらいに入ると、かなり企業の売り上げに大きく利いてくることが今回の番組でよくわかった。

このココログの最新のブログにも表示されているgoogleのad(広告)。どうもパッとしない、ピントのずれたものが多い気がしたが、あのgoogleの力の入れようを見れば、近い将来ブログの内容に関連して、見る人が何かを欲しくなるような、そういったものの広告が載る可能性が高い。

googleの最高責任者が番組の中で、個人情報を含めた世界中の情報を集め、検索で探せるようにする、というコメントは幾分恐ろしくもある。しかし、兆を越える広告収入を世界中から得ているgoogleという会社が、アメリカですることは止められないだろ。むしろその動向をチェックしながら、新たなビジネスチャンスを得るきっかけを日本で見つけるほうが建設的だろう。

たったひとつの検索窓しかないシンプルなページなのに、本当にgoogleという企業は、すごいものになっているのだな、と感じさせられた。面白いNHKスペシャルだったと思う。

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2006年12月26日 (火)

「FBI超能力捜査官」を見る

日本テレビの「FBI超能力捜査官」シリーズは、毎回楽しみしている。その理由は、登場する超能力者たちが、うけを狙ったり、超能力をひけらかそうとしていないところに真実味を感じるからだ。

今回は3つのテーマがあった。1つはナンシーマイヤーさんの扱った元ライブドアの野口さんが沖縄のカプセルホテルで死んでいた件。警察は自殺として扱ったが、彼女は現場に行き、2人組の他殺であったことを透視。実行犯の素性や似顔絵もしっかり描いた。これは、なかなかセンセーショナルな事件を扱ったと思った。つい先日まで、裁判ではホリエモンと宮内被告の醜い泥試合が行われていたが、野口さんが沖縄に飛んだ理由は、元ライブドアの人間なら誰か知っているはずである。今回の番組を再スタートのきっかけとして、是非、ライブドアの事件をもっと煮詰めて欲しいと思った。

2つめが尊敬するマクモニーグルさんの、ロスの殺人事件の犯人探し。1988年だったか、ある60代の実業家の日本人が殺害され、その犯人が共犯者の自供から息子であることが分かった。しかし、この息子が逃亡してどこにいるかを探すというものだ。捜査依頼者として、20年位前のロス疑惑を扱ったジミー佐古田氏が登場。マクモニーグルは、例によって名前のイニシャルと生年月日を書いた紙だけから、事件の内容、犯人の居場所を透視する。これがまた例によって正確な地図を書いて、アメリカ西海岸のポートランドであることが分かる。残念なのが、マクモニーグルの正確な透視にもかかわらず、ジミー佐古田氏がいまいち完全に信用しきってないことだ。犯人の住む住居の絵をガラス窓の位置を含めしっかり書いているのに、似た家で終わらせている。ここかと訪ねた家は、絵とは違った家の形だった。当然中には別の2人の女学生が住んでた。この事件、犯人が出入りしている屋内スケートリンクまで書き場所も探し当てているので、そこに出入りしている30代半ばのアジア人男性を探せば見つかりそうであるが、焦りはしません。是非、がんばって来春には解決して欲しい。

最後に6センスをもつ男、オリバーさんがジョンベネ事件に取り組んだ。犯人は父親の知人で、事件の起こる2日前この家のクリスマスパーティーに呼ばれていた男だという。彼のすごいのは、被害者と加害者、両方の意識(潜在意識かな)に飛び込むということをするらしい。犯行の様子を克明に話していた。

今回は、前回までのように人探しに成功して、依頼者と再会、といった派手なすっきりするシーンが見れなかったのが残念だったけど、どれも殺人事件がらみの重たい事件を扱ったものだったので、捜査進捗中でも面白かった。

自分は、どうしてもマクモニーグルに取り上げてもらいたい事件がある。数年前、世田谷の一家四人惨殺事件。宮沢みきおさん一家の事件を日本テレビには取り上げて欲しい。ある日、平凡な家族が一夜にして一人の人間によって消された事件は、何か他国もしくは、他の惑星から攻撃をしかけられたような、そんな恐ろしさと怒りを感じた事件だった。日本人ならありえない犯罪に思える。犯人が現場に残したものも多い。日本の平和を揺るがした、この事件を是非、取り上げてもらいたいと思っている。頼みます。みのさん。

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2006年12月 9日 (土)

「きみに読む物語」はいいねえ。

秋の夜長ではなく冬の夜長にも楽しめるものを再発見しました。それはUSENの運営している動画サイトGyaOの映画です。レンタルで見られるものばかりなのですが、レンタル開始時に見忘れ、ついつい見ずにいたいい作品がネットでフル画面で見られるので嬉しいです。

  http://www.gyao.jp/cinema/

ここ3日、見たものを少々ご紹介したいと思います。最初が「ビック・バッド・ママ」という1970年代に作られたアクションもの。1900年代の初めの頃のアメリカが舞台で、30代半ばの2人の娘連れの女性が、禁酒の酒を販売したり、強盗したりしてゆく話。なかなか痛快で、ハリウッド大作を見飽きた人には結構いい刺激になります。

昨日が、韓国映画の「二重スパイ」。韓国映画では最も好きな俳優のハン・ソッキュが主演している作品。1980年代、北朝鮮から南に亡命した主人公が、韓国で繰り広げる工作活動。なかなかテンポ良く、最後はなかなかカッコいい終わり方をするので飽きません。

今日見たのが、アメリカ映画「きみに読む物語」。公開当初、TVでおすぎさんがこれはいいと褒めていたのを覚えていて、見てみました。戦前戦後をはさむ回顧ものなのですが、いい音楽と、いい俳優、愛をテーマにしたシンプルだけど感動的なストーリーは、まだアメリカってこういう映画を作れるのか、と思いとても安心しました。内容は詳しく言いませんが、多くの人が自分の家族や恋人のことをあらためて思い直す機会となるような名作だと思います。

これからもいい作品をお願いします。

無料で見られる動画サイトを運営してくれて、USENの若い社長に感謝いています。どうも、ありがとう。

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2006年12月 1日 (金)

「ALWAYS 三丁目の夕日」を観る

今日、夜「ALWAYS 三丁目の夕日」をTVで観た。映画で公開されたとき評判が高かったので、見たいとは思っていたがこんなに早くTVでやってくれてありがたい。

自分は昭和36年うまれなので昭和34年の状況は知らないが、あの雰囲気、昭和40年代の小学校時代、少し残っていてなんだか懐かしい。

映画の鈴木オートの社長、貧乏だけど、豪快で、人情もある、そんなタイプの人が周りに何人もいた。小学校の友達が近くのアパートに住んでいた。彼とは家が近かったので学校が終わった後良く遊んだ。そのお父さん、仕事は何をしているのか分からなかったが、友達とパチンコ屋さんをのぞきに行ったとき、そのお父さんが山のようにパチンコ玉を出して、「おっ来たな」といって迎えてくれたの覚えている。よく行っていたのだろう。お酒も飲む人で、免許を持っていないのに、知り合いの車を酒酔い運転して、電信柱に激突。怪我はしなかったが、静かな住宅街にすごい音がしてTVの画面が揺れたのを覚えている。

そんな豪快な人たちも今は引越ししたし、小さなパチンコ屋もつぶれてしまった。

映画の中のひろみさん演じる小雪さんが、いい味だしている。近所に80歳を越えてまだ雪かきをしているおば(あ)さんがいる。昔は映画館に勤めていて札幌の繁華街で育ったという。雪をすてる公園で一緒になると昭和の30年代のころの話をしてくれる。丹波哲郎だったかディックミネがやってきて対応した時のことや、踊りが上手で芸者にならないかと誘われたけど、踊るだけでなくいろいろしなくちゃならないので断った話とか。今でもくわえタバコで、公園のゴミ拾いをしてくれている。

今は、皆上品で、礼儀正しく、昔あったことを何度も何度も楽しそうに語る人は少なくなった。子供たちも外で夜遅くまで遊ぶ子供は少なくなった。おそらく昭和の中ごろ見た「ALWAYS 三丁目の夕日」のような風景や人たちにはもう戻らないだろう。

だが、この映画を見て思ったのは、血のつながりがなくても、自分のかかわった人たちを大事にするということさえあれば、どんな苦境にある人でも人は生きてゆけるということだ。

今、学校で陰湿ないじめに会っている子供や、実の親から大切にされない子供など小さいながらも心を痛めている子供が多いという。でも、そういった子供たちには知って欲しい。どこかに、血はつながっていないが君たちのことを大事にしてくれる人たちがいることを。

「ALWAYS 三丁目の夕日」の続編の製作がきまったそうである。来年の11月には劇場公開だそうだ。鈴木オート一家、上京したろくちゃんの成長物語。ひろみさん(小雪)のその後。貧乏作家の吉岡君が次にどうなってゆくか。皆のその後を楽しみにしたいと思う。

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