朝9時前、クロネコヤマトのお兄さんが昨日発売のWindowsVistaを運んできてくれた。今日は朝から雨で道は溶けた雪でぬかるみ状態。犬の散歩でも歩きにくく、気分も沈みそうだったが、朝いちの納品は気分を一転させた。
届いたものは4枚のCD-ROMと、3.5インチフロッピーディスクドライブ、それと簡単なWindows Vista Home Basicの小冊子だ。この小冊子、インストールの手順が書いてあるが、画面の画像(写真)がほとんどなく不親切。自分はこのOSを購入したDOS/V Paradiseの「Windows Vista のインストールについて」のページを見ながらインストールを行うことにした。
今回のインストールの最大の問題は、インストールするマシンがDELLのLatitude D600という4年前くらいに発売されたのノートパソコンだったので、その中のハードウエア関係のデバイスドライバが新OS Vistaでも動作するかにある。DELLのサイトには細かい情報はないので、やってみるしかない。
1.最初にパソコンの中のハードディスクのパーティションを考える必要がある。
このPCは40GBのHDだ。XPでは3つのドライブに分けていた。そのC、D、Eドライブの比率が20:10:10だったが、VistaではCドライブがもう少し必要かと思い、25:8:7にすることにした。
また、パーティション変更するとデータは初期化されるので、必要なデータはネットワーク経由で開発用もPCにバックアップした。
2.CD-ROMのインストール。
XPを起動した状態で、CD-ROM DISC1を挿入し、再起動した。すると、起動時に"Press any key to boot from CD or DVD?"と表示される。そこで、すばやくEnterキーを押す。5秒くらい経ってしまうと、勝手にHDドライブからXPが起動されてしまうので、すばやく打とう。
Windowsのインストール場所を選んでください。という画面が現れたら、そこで新しいパーティションに変更可能なので、[ドライブ オプション (詳細)]ボタンを押して、出てきた画面で、今あるパーティションをすべて削除し、新規にパーティションを切り直す。最後に、Windowsを入れるパーティションを指定すれば、後は画面の指示に導かれるままに、CD-ROMを4枚順に入れれば、OSのインストールは完了だ。
ここまでで、50分くらいかかった。
Windows Vistaがインストールされた。デスクトップ画面はしっとりしていていい感じだ。動きも軽快。メモリが512MB+256MB=768MB積んでいるので問題はない。ただ、グラフィック用のメモリーをこの主記憶から借りるので、たとえば大きく広げたWindowをマウスで移動させたりすると、少しかくかくした動きになる。でもWindowはそんなに頻繁に移動しないので、気になるほどではない。ただ、このマシンで3Dなど扱うHome Premiumを入れたら、おそらくかなり厳しい感じだ。
3.デバイスドライバーのインストール
ここまで来て動いていないものが3つある。
(1)ネットワークにつながらない。・・・イーサーネットコントローラーがないから
(2)音が出ない。・・・オーディオコントローラーがないから。
(3)PCMCIAなどカードが使えない。・・・SmartCardBusReaderがないから。
新OSは一般に多くのハードのドライバをCD-ROMに含んでいることが多いが、D600用のこれらのハードのドライバは入っていない。
そこで、このD600に付属していたWindowsXp用のドライバCD-ROMからインストールしてみた。なんと、OSが対応してませんというメッセージが出てドライバをインストールできない。困った。昼飯前にこのことが分かり、暗い気分で昼食をとった。また新しいパソコンを購入しないとだめなのか。ドライバのことをもっと詳しく調べてから、Vistaを買うんだった。など、反省の気持ちがよぎった。
昼食後、気分を取り直しWindows Vistaの画面を見た。なんとしてもこのOSをこのDellのノートで使いたい。そうだ、DELLのサイトのサポートコーナーにドライバがあるかもしれない。調べたら、D600用に関してもVista用(32Bit用)ドライバがいくつかあった。でも、そこにあったのはDVDなど光学ドライブのドライバだけだった。
もしかしたら、と思いWindows Xp用のドライバを見てみた。そうしたら、イーサネットもオーディオもカード用のドライバもあった。日付を確認したら、DELLのPCに付属していたもののドライバより新しいものばかりだ。これならVistaでもOKかもしれない。
・イーサーネット用ドライバ:"R133052.EXE"
・マルチメディアオーディオ用ドライバ:"R90698.EXE"
・カード用ドライバ:"R114084.EXE"
をXpマシンにダウンロードした。
ところがDELLのD600はネットにもつながってないし、FDもない。XPにDLしたファイルを移動できない。困った。そのとき、愛用デジカメCOOL PIX S5を思い出した。このデジカメインターフェースをマスストレージに変更するとSDカードをドライブとして使える。接続はUSBだ。D600のUSBはドライバを新たに入れなくても無線のキーボードが使えるので、USBは大丈夫だ。それで、XPマシンからデジカメのSDカードに3つのファイルをコピーし、今度、デジカメのDOCKをD600のUSBポートに指した。そしてエクスプローラーを見ると、リムーバブルディスクとしてデジカメの中のSDカードが認識され、3つのファイルをD600に移動できた。万歳。
そこで、この3つのファイルを順に解凍。解凍されたファイルの中のSETUP.exeを起動すると、3つとも問題なくインストールできた。
4.動作チェック
そしてWindows Vistaを再起動した。最初に、Windows Media Payerを起動してみた。するといくつかのCDのアルバムの画像が表示された。2番目の画像をクリックした。そうしたら、ノートPCのスピーカーから音が流れた。やった。
次に、インターネットエクスプローラーを起動した。それまでは、ネットワークにつながりませんというエラーメッセージしか出ていなかったが、今度は違う。少し時間がかかってマイクロソフトのサイトが表示された。良かった!
カードは試していないが、コントロールパネルからデバイスドライバをチェックするとどれもドライバは正常にインストールされていることが分かった。
5.認証
本当に、ほっとした。インターネットにもつながったので、すぐにマイクロソフトのサイトで認証ができる。認証はソフトウエアが正規のものであることを確認する手続きだ。インストール後、30日経過するとOS自体動かなくなるという。不正使用を防止するためだろう。でも、もしネットワークに接続できなければ、認証もできないので、このD600にインストールしたVistaも30日で使えなくなるところだった。本当にXp用のドライバが使えてよかったと思う。
6.最初のテスト
気になっていたJIS2004へ対応したMS ゴシックやMS 明朝。Windows Vistaインストール後最初にアクセサリの中にあるワードパッドを立ち上げて調べてみた。最初に「小樽」という字を入力してみた。やっぱり、旁の丈夫の点が「八」になっている。XPでは上広がりの点なのでちがう。次に「辻」を入れると、2点のしんにょうだ。作家「辻 仁成」の本では最初から2点のしんにょうなので正しい字になったということだ。XP以前では一点のしんにょうでしか表示されない。
OEM版のWindows Vista、タイプはHome Basicだが、動画編集もしなければ3D表示するほどたくさんWindowを開くこともないので自分はこのノートPCにはいい選択だったと思う。Vistaの第一印象は、いい雰囲気で使いやすそう。実際、ソフトウエアをこのOSの上で開発したらどんな印象になるかは未知だが、そう悪くはないだろう。
ただ、プリンターやスキャナー、そのほか周辺機器を多くつないでいる人はVista用ドライバがあるか確認してからでも導入は遅くない。最近、明らかになったが多くのインターネットバンキングやSo-netなどのWEBを通じたサービスもVista未対応のものも多いので、実務で使うPCはまだXPのほうが無難だ。
このVista、価格1万円以上するのにOSのインストール用の小冊子以外OSのガイドブックが付いてこない。これだけシェアのあるOSならせめてい基本的な特徴の部分の使い方に関するマニュアルでも紙でつけるべきだろうと思った。
以上、少し長くなりましたがWindows Vistaのノートパソコンへのインストールに関する一例ということで紹介させて頂きました。(このブログはVistaPCで書いた初ブログになります)
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