昨日、日本ハムファイターズの小笠原選手がFAで巨人への移籍を決めた。
実は11月18日の土曜日の優勝パレードで、7,8m向うに小笠原選手を見たとき、日本ハムをさるつもりだなと感じた。無邪気に喜ぶ道民を前にして、目と目を合わせられなかったのだろう、ずっとブラウンのサングラスをし続けた。脚を開き、自分の名前の一字と同じように大の字になり、一生懸命作った笑顔で人々に手を振っていた。
FAの移籍金額はまだはっきりしていないが、日本ハムが3年15億を提示していたのに、今年の年俸3億8千万同等で、4年契約というから、何が目的で移籍したかったのか良く分からない。
移籍を決めるまでの手順も気に食わない。北海道に日本ハムが移転してきて、最初は札幌ドームの観客は閑散としていた。新庄選手を始め多くの選手が、試合の後「もっと球場に足を運んでください!」というから多くの道民はできるだけ足を運び、3年間、毎年増員増員で応援し続けた。もし、小笠原選手がどうしても他球団でもプレーしたいという意向があるなら、パレードでも次の日あったファンとの集いでもいいから、そこで「すいません、ハムを去ります」と言って一礼してくれたら、悔しいながらも、最後は「ガッツは良くやってくれたから」といって納得した人も多かったと思う。私もそうだ。しかし、東京へ行き、巨人とのFA交渉の場で移籍を決め、おそらくもう札幌ドームのファイターズファンの前には顔を出さないだろう。それが、悔しい。
ごめんなさいね。悔しいことや腹立つことを書いて。ただ、今日だけどうしても言わせてね。
最後に、もう一つ気に食わないのが小笠原選手の奥さんが、原監督になにやら手紙を渡したということだ。全文は良く知らないが、・・・日本ハムのファンの方にはすまないと思うが、これから十字架を背負いながらジャイアンツのためにがんばってゆきます、といった内容だったそうだ。
いかなる理由であれ、もし小笠原選手自身が日本ハムを去り、ジャイアンツに行きたいという決断をしたのなら、北海道の日ハムファンに嫌われようと、何といわれようとそれはそれでいいではないか。なぜ、奥さんがしゃしゃり出てジャイアンツのためにがんばるといったことを言わねばならぬのか。今回の移籍の決定権は実は小笠原選手の奥さんにあったのだと、私は今でも思っている。
最近、メジャーリーグへ行く選手が多い。表向き自分の夢だとか何とかいっているが、最終決断させているのは、アナウンサーや芸能人から選手の奥さんになった人たちだと思う。なぜ、メジャーに行くことがそんなに素晴らしいのか。
3年前日本ハムファイターズが北海道に来て、私も30回以上は球場に足を運んだ。その中で小さな子供を連れた家族連れをいっぱいみかけた。高齢者のご夫婦も何度も見かけた。後半、優勝争いが激しくなるにつれ、逆転やホームランが出ると、知らない人とも、もっているメガホンをぶつけ合い喜び合った。球場に行って、観客にも予定されていないドラマが生まれ、それが楽しみとなるのだ。
おそらく地域球団としての先輩の福岡のソフトバンクや広島カープなどは、もっと前から地域で支える野球を実践し、地域の人々を元気にしてきたと思う。今年、北海道が日本ハムファイターズから元気をもらったように、来年は楽天イーグルスが東北の人々に元気を与えるかも知れない。
メジャーに行った人はどうなのだろう。アメリカ人に楽しみを与えるかも知れない。しかし、日本では、新聞や翌日のニュースで日本人の活躍として取り上げられるだけだ。日本人がメジャーリーグで活躍したというニュースだけで嬉しいといっているのは、きっと、球場に足を何度も運んだことのない人だ。
選手の中にはメジャーに行って自分の力を試したいという人がいる。三振をとる相手が、日本の強打者じゃなく、メジャーの体の大きな選手でなければならないのだろうか。打つ投手が日本の巧みな変化球投手や、150K超を出す速球投手ではだめなのだろうか。日本でプレーして、球場に足を運ぶ人たちに楽しみや生きがいを与えたり、地域を豊にすることに生きがいを感じることは、メジャーへ行く夢より低いと思っているのだろうか。それともメジャーに行ったら誰でも箔が付くと思っているのか。メジャーに行ったから、引退後の人生は楽になると考えているなら間違いだ。むしろ日本の中で地域から愛されることを第一に考えるほうが、引退後の人生でも、野球で食べてゆかれる公算が大きい。
やはり、日曜の朝のTBSサンデーモーニングで張本さんや大沢さんがいっているように、日本の野球をもりあげることを第一に考えないといけないと思う。でないと、日本の野球はメジャーの予備軍のような位置付けになり、面白くなくなること確実だ。
プロ野球の選手の奥さんに言いたい。日本を大事にして欲しい。地域を大事にして欲しい。世の中変わっている。自民党は公明党の協力なしに単独では選挙で勝てなくなった。相撲では日本人力士の横綱はいなくなった。巨人が球界の代表といった時代は終わった。(私は、巨人が東京ないしは関東地区の一地域の地域球団になればまた強くなると思うが、経営者たちはそう考えていない。ごり押しをして強いチームを作ろうとする。そこには無理が出る。)
だから選手の奥様たち、間違った方向に選手を導くのは、やめてもらいたい。
そして、小笠原選手。ヒゲをそるそうであるが、4年の複数契約に甘えることなく、怪我しないでセリーグで活躍してくれ。調子が悪くなると、マスコミからこぞって叩かれるからその辺は覚悟してくれ。
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