弦高調整を自分でしてみる
今日は、20年位前に購入したYAMAHAのクラシックギターC300Aの弦の張替えを行いました。昨年夏くらいから、結構弾くようになったので消耗が早いです。鉄の弦の表面を覆っている部分がはがれだしていたので。
弦は、本当はサバレスのニュークリスタルの音が好きなのですが、オーガスチンの赤も気に入ってます。先月石橋楽器から手に入れたアストリアスのRMプレリュードに購入するとき、張ってもらったのですが、なかなか好みの音で、弦を1セット追加でサービスしてくれたので、それを張ることにしました。
お昼休み約1時間かけて弦張りと音合わせをしました。オーガスチンは他のメーカの弦に比べ少し短めなので取り扱いはしやすいのですが、失敗すると1本だめにしそうで、注意をして張りました。
実はそのとき、以前から弦高が高すぎてもっと低くならないか気にしていたのですが、今年になってネットで弦高調整を調べたところ、ブリッジ(ギターの下の部分で弦を停める部分の上にあり弦の高さを均一に保持する部分)を削れば自分でもできることを知りました。どうも、金属製のやすりで削るそうです。
弦が張られているときはブリッジが容易に外れるものかどうか定かでなかったのですが、弦の張替えのとき、すべての弦をはずすと意外にも接着剤などついておらず白いブリッジが外れました。
すぐに、ガレージに行き工具箱をあさりました。平やすりを探すためです。父親が北電で工具を一杯持っていたことと、祖父が電車を作る大工をしていたということで工具はかなりありました。箱を2,3個探ると幸い鉄のやすりが出てきました。
2ミリくらい削れればと思い、最初はテーブルに置いたやすりの上で外したブリッジの底面をこする形で削っていったのですが、あまり削れません。どうも力の入れたところだけ粉が出るような感じまだらです。では、と思い、ブリッジを左手に持ち、やすりを右手に持って右手のやすりで斜めにしごくようにブリッジ底面をこすりました。どうもやすりは斜めにこすったほうが削れるようです。上から下に強めにこすると粉の出方が前より大分出ます。
ただ、気をつけないと底面がでこぼこになると弦を張ったとき安定しないので、手で持って削っては、またやすりを下においてブリッジを滑らせて底面を平らにするということを繰り返しました。
この作業20分くらい、1.5ミリから2ミリくらい削れたと思うとこで止め、弦を張ってみました。
そしてチューナーを使って調音。ちょっと弾いてみると、あら不思議。とても左手で弦をおさえやすくなりました。今まで12フレットあたりが異常に高く7,8ミリくらいはあったと思うのですが、今はそれほど抑えるのも苦でありません。
このギター、勤めているとき確か東京の神保町で買いました。3万円でしたが、初めてしっかりしたギターを買うのでどこに着目して選んだらいいか分かりませんでした。それでそこの店員にアドバイスを聞いたとき、初心者のうちは弦高の高いほうがいい、と言われ、高めの弦高のギターを買いました。
ところが、あのセゴビアも生きているとき、弦高は低いほうがいい、高くていいことなど何もない、と言っているのを昨年本で読みました。そして、最近のソロギターブームの中でもやはり、弦高は高くないほうがいいというのが一般的な結論です。
たった一つ弦高が高いほうがいい点があるとすれば、それは音のビビリがほとんどない点です。今もっているYAMAHAのギターもアストリアスのギターも4弦2フレットは金属のフレットに近いところをしっかり押えないと少しビビリが入ります。弦高調整する前は全くありませんでした。これは演奏の基本なので、やはりフレットに近いところをしっかり押えるよう身に付けたいと思います。
ともかく20年前のギターが1つの調整で生まれ変わったように、自分になじむものに変身してくれたことは大きな喜びでした。いいギター、高いギターを購入することもやはり喜びですが、こんなものかなと諦めていたギターが蘇ったのは結構感激です。
驚いたのは買ったときはそれほどいい音しなかったギターが10年15年と経つにつれ、表板が乾燥し、年々言い音を出すようになったことです。ですのでなおさら弾きやすくなったのは嬉しいのです。一本は寝室に、一本は仕事場のPCのそばに置いて、気分転換にポロポロンとやっています。
ちょっと曲も弾けてくると、ギターが可愛くて可愛くてそんな心境になっています。




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