2008年7月 8日 (火)

中国語入力ソフト「漢の風」の改良

 いま、中国語入力支援ソフト「漢の風」の改良を行っています。

 今まで、単語帳に単語登録する際に、日本語と簡体字、備考は複数行可能でしたが、ピンインは1行でした。あまり複数行が多いと画面の場所を大きくとってしまい、全体的に使いづらくなると思い、そうしていました。

 ただ、私のサイトの掲示板で今シンガポールで仕事されている方が、他のアジア人が中国語を学ぶ際、簡体字中心でなくピンイン中心で学んでいると教えてくれ、やはりピンインから学ぶスタイルも大切と思いました。確かに、中国語の学習をしているとピンインの文章を簡体字に直しなさい、という練習問題が結構あり、これが割といい勉強になるように思いました。

 そんな理由で、ピンイン複数行化が必要と思い取り組んできました。

その際の課題は2点

1)ピンインと簡体字両方複数行入力可能にすると空間を取りすぎる点

2)他のアプリでピンインを印刷できるように、WORDやWORDPADなどに複数行のピンインを、間違いなく転送できること

(ピンイン文をプリントしたものを持ち歩いて、簡体字に直す練習をどこでも出来るようにするため)

1の解決案:

 そこで、入力エリアはカーソルが簡体字入力エリアか、ピンイン入力エリアかどちらにあるかでその入力エリアの高さを変えるようにしました。また、その変える高さはユーザーが簡単に変更できるようにしました。

2の解決案:

 なぜ、問題としたかというとWORDに声調付きピンインの複数行文を、リッチテキストで転送すると、WORDの自動補正機能か何かが働き、最後のパラグラフのフォントが勝手に変わってしまう問題があったからです。

 いろいろテストを行い、最後に改行が一つ増えますが、問題のない転送方法を見つけました。また、転送する文の最後に「改行+アスキーコード内の文字列」があれば問題が起こらないことも発見したので、それらをオプションで入れました。

画面例を入れます。

A.簡体字入力エリアにカーソルがあるとき(クリックで大きくなります)

Kanwindpin1

B.ピンイン入力エリアにカーソルがあるとき

Kanwindpin2

このような形式にすることにより、単語帳に単語や1行の文章だけでなく、会話文やパラグラフなども楽に登録でき、さらにmp3の音声も波形ソフト切り出しソフトなど使わずにファイル名で設定できるので、画面のピンイン文をみたり、簡体字文を見ながら音声も聞けるので学習に便利になります。

また、ピンイン文と簡体字文をWORDに転送し、紙に印刷して持ち歩けば、いつでもどこでも中国語の勉強が出来ます。なかなかいい仕上がりになってきました!!

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2008年6月 9日 (月)

現代中国文学って

 中国旅行にも行っていないし、中国人の友達もいない。けれど、中国4千年の歴史には興味がある。今まで、そんなスタンスでいました。ですので、今まで一番好きだった中国語テキストはNHK出版のCDブック「楽しく学ぶ 中国笑話選」 大川完三郞著でした。中国の古い笑い話を現代中国語版にしたものなのですが、笑い話だけでなく様々な生活する上での教えがあって、ためになります。この本は江戸小咄に影響を与えたと言われる「笑府」や「笑得好」が原点で、落語にも影響を与えたという点、興味深い。

 

Book 楽しく学ぶ中国笑話選 (CDブック)

著者:大川 完三郎
販売元:日本放送出版協会
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 今日、久しぶりに札幌市中央図書館に行ったとき、中国語文学の棚に行ってみました。李白とか魯迅とか教科書に載っている名前の本がやはり8割くらいあって、多いのですが、ふと現代的なタイトルの本がある事に気がつきました。

 中国が皆、人民服を着ていた時代はさすがに中国の一般人の生活に興味は持てなかったのですが、現代中国は少し興味を持っています。同様に、北海道への観光客の非常に多い台湾の人たちの生活にも興味を持っています。

 そんなわけで、3冊面白そうな本を借りてきました。

1.「ドラゴンガール」 九丹(ジュウ・ダン)著(中国人) 角川書店

 中国の女性作家の本。アジアで異例のベストセラーになった本とのことで、興味を持って借りました。

2.「蛋白質ガール」 王文華 著(台湾人)

蛋白質ガール Book 蛋白質ガール

著者:王 文華
販売元:バジリコ
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3.現代中国文学短編選 鼎書房

 

現代中国文学短編選 Book 現代中国文学短編選

著者:桑島 道夫,原 善
販売元:鼎書房
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本の装丁はくそまじめそうですが、中は現代的な短編が連なっていて「ストリーキング指南」などなんだか場違いなタイトルもあります。

長編小説、特に翻訳物は、ぐっと中に気持ちを注入できれば最後まで読んで行けますが、だらだらすると途中で挫折してしまいます。さあ、この3冊読めるでしょうか。

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2007年12月18日 (火)

日本語にも似ている中国語

 今、「Why?でこたえるはじめての 中国語文法書」に毎日取り組んでいます。その中で、中国語とはどういう言語かというテーマが時々現れるのですが、なかなか面白いです。

 よく、中国語は文の基本形の一つに「主語+動詞+目的語」があるので、英語に似ていると言われます。確かに日本語では、例えば「私は昨日パンを食べた」のように動詞は最後で目的語がその前に来るので違います。

 ところが、中国語は英語のようなものだから必ず「私」の主語で始まるというかというとそうではない。「パンは食べた」のような語順もOKで、この場合主語は「パン」になります。

 A) 我昨天吃了面包。

 B) 面包吃了。

これは、日本語と似ています。本来、動作の受け手であっても主語になるのですね。

この他にも、「夜映画がある」(時間が主語)とか「手紙は出した」(受け手が主語)とか「この筆は細字はかけない」(道具が主語)などさまざまなものが主語になり得るとのこと。

この英語との違いは、中国語では「形容詞述語文では動詞がいらない」という特徴と同じくらい特徴的だと思いました。

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2007年12月 8日 (土)

東アジアの人名は相手国の読みで

 中国語のテキストを読んでいると時々違和感を覚える単語に会います。それは、日本の人名や地名が中国語読みの漢字で読まれる点です。

 1)大阪・・・ダーバン

 2)鈴木・・・リンムゥ

 3)佐藤・・・ヅォトン

などです。日本でも、中国の指導者、胡錦濤氏を本来は「ホゥジンタオ」と呼ぶところを「こきんとう」と読んでいるので、おあいこなのですが。

ただ、以前のように東アジアの交流でも一部の人間だけが交流していたり、単なる新聞やニュースだけで相手国のことを知っていた時代はそれで良かったかもしれませんが、個人旅行が増え、人と人との付き合いも増えるであろう今の時代、やはり名前はその人が自国で呼ばれている呼び名で読むべきだと思います。

韓国の場合、中日の「李炳圭」選手は「イ・ビョンギュ」、北朝鮮の指導者「金正日」を「キム・ジョンイル」、「金日成」を「キム・イルソン」と呼ぶケースが多く、かなり現地読みを採用するようになっていると思います。

ただ、中国や台湾の場合、日本でも相手の国でもほぼ読める漢字があるので、どうしても自国の漢字読みで読みやすいのだろうと思います。また中国はカナがないので、日本の人名地名の本来の読みを伝える場合、当て字の漢字を使うしかないのでそれらを共通化するという難しい面はあります。カナはないですがピンインのローマ字を用いればいいではないかという考えもありますが、日本のカナのように外来語をアルファベットで表す習慣がないので、やっぱり当て字を用いることになるでしょう。

この辺、詳しく調べたわけではないので、何かすでに方法があるのかもしれません。

私が、中国語の読みで日本人の名前を読まないで日本の読みで読むようにして欲しい理由があります。私の名前は「今井」です。これを中国語読みで読むと「ジンジン」とか「チンチン」とかいう読みになってしまいます。いつか中国に行ったとき「我姓チンチン」(ウォーシンチンチン)とは絶対に言いたくない。

ではどうやって中国人に自分の名前の読みを伝えるのかですが、中国語の辞書を調べると「一脈相傳」という成句があり、この最初の漢字2文字が「イーマイ」であることを発見しました。ですので、この「一脈相傳」(一つの血統や流儀が幾代もの間受け継がれること)の成句を出し、覚えてもらうのがいいかと思っております。

もし、日本人の名前の本来の読みの中国語漢字での表記の仕方に決まった方法がなければ、上の例のような似た中国語の熟語を調べられるツールがあれば便利だと思いました。

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