24時間換気ってかなりいい
2003年に父が家を建て替えましたが、その際私が中心になりハウスメーカーの
選定から設備選びも行ってきました。電器メーカーのサラリーマンをしていたとき、
私は通産省の21世紀マンションプロジェクト、およびエアコンの開発グループに
居ましたので今後の住宅はどうあるべきか、おおよそ理想は持っておりましたので、
その知識を最大限利用しようと思いました。
全国的に見て北海道の住宅の質は高いメーカーが多かったので、全国的に
有名ではないメーカーでもいい家を多く作っておりました。ですので、北海道の
住宅雑誌やネットなどを利用して選定は行いました。
その際の大切なポイントは
- 高断熱高気密住宅であること
- 24時間換気システムがあること
- オール電化住宅であること、主な暖房は電気ボイラーであること
- 暖房はきちんと熱負荷計算をした上で適正な能力の暖房機を入れること
- 窓はスウェーデンの木製窓でガラス3枚、空気層2枚であること
- 屋根はスノーダクト方式であること
- メンテナンスがしっかりしていること
でした。そしてその中で最も気になったのが高断熱高気密にしたときの室内環境
がどうなるか、特に空気の質が気になりました。
結果どうなったかというと24時間換気はすばらしいという答えでした。
各部屋に外気吸込用の換気口があり、室内空気排出用の換気口は1F、2F
ともトイレと台所の天井にあり、さらに1Fトイレの天井には24時間換気用の
換気扇(200V)が設置され、空気の吸気だけを行っています。
肌には感じないのですが室内の空気が常にわずかに動いています。
それゆえ、脱衣場に物干し竿を置いて洗濯物をかけておくと、1日半くらいで
すっかり乾いてしまいます。普通の室内乾しのような嫌なにおいは全くしません。
快適性も窓が断熱性の高いこともありますが、空気が滞留していないので冬場も
結露が起きません。常に外気を取り込み排出しているので、暖房代が高くかかる
かと言えば、そんなことはありません。
よく、本州の方々は家作りを考えるとき、日本の四季性や湿気の多い気候などを
例にあげて、断熱気密より空気の流れる家などがいいと主張する方が居ますが
空気の流れが自然まかせだと、風がなく湿気のある日などすぐカビがつきます。
断熱性を高め、同時に気密性能も高めた工事をし、そこで24時間換気を確実に
行えば外気の状態に左右されずに快適な環境ができます。おそらく本州のどの
地域でも快適な室内空間を作ることができるでしょう。
ただ、忘れてならないのが換気口のスポンジの掃除と、24時間回り続ける
換気扇の掃除です。実は昨日2時間かけて全室の換気口と換気扇の掃除を
行いました。吸い込みの空気は外壁の隙間を通り、この換気口を通じて室内に
入るのですが、半年に一度くらい綺麗に換気口内のスポンジを洗ってやらない
と室内の空気も綺麗なものに保てません。車粉のような細かい黒い土ホコリが
結構付きます。また換気扇には、主に室内の綿ホコリなどが付着します。
これもブラシで落とす必要があります。
快適な家の中の空気を保とうとすれば、やはりそれなりのメンテナンスが
必要と言うことでもあります。それにしてもこの24時間換気も、電気ボイラーも
3重ガラスの木製サッシも納品されてみれば皆スウェーデン産なのには驚き
ました。日本は省エネ技術で進んでいるといっても、北欧やカナダではしっかり
した実用技術があり普及していることを見れば、海外に学べる国はまだあるな、
という感じを受けました。CO2の25%削減のための技術開発はこれからですが
分野によっては日本より先進している国もあるので十分調べて取り組んでもらい
たいものです。
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