ついに出たDelphi2009!
実は、数日前まで知らなかったのですが、プログラム開発ツールのDelphiの最新バージョンが9月18日から発売になったそうです。この新しいDelphi、何が素晴らしいかというと、Win32APIを使いつつ、ユニコードがフルに使える点です。外国語関係のソフトを作っている身として、非常に興味深いものです。
ソフトはパソコンショップやヨドバシカメラなどお店ではまだ置かないようで、まだネット販売のみのようですが、幸いに無料で14日間のトライアル版が使えるので、早速ダウンロードしてみました。
ダウンロードはこちら。
「CodeGear社が作っていましたがエンバカデロ社がそれを買収し販売」
Delphiは今開発に使っているのが安定しているVer5。実はその後もVer8も購入したのですが、.Netも使え、Delphi7も入っているとのことで買ったのですが、まったく使えないソフトでした。バグはあるし、ライセンスチェックが面倒で使う気にならないものでした。これでDelphiも終わりだと思っていました。
それが、Delphi2009ではVer5時代の速さ、便利さが戻っていました。エンバカデロのサイトではDelphiVer3の時のバージョンアップに匹敵する革新性を持っているとのこと。うなずけます。
また、たとえばMemoコンポーネントをフォームに貼り付けただけの簡単なアプリケーションでも、日本語とタイ語が同一入力エリアに入力できることを確認しました。ということはVCLというプログラムを組み立てる部品が全部Unicodeベースになったことを意味しているはずです。
コードを打ち込むエディターのところへは、私が確認した範囲ではUnicodeで日本語とかろうじて中国語はそのまま表示されましたが、ハングルは「・・・・」のように点になってみえません。ただ、Unicodeの変数にこのハングルの文字列をシングルクォテーションでくくって、たとえばShowMessageを使って表示させると、実行したものはきちんとハングルが表示されました。
ですのでエディタの中でUnicodeの文字列変数に固定文や単語を当てはめたい場合は、定数を扱う方法が必要です。Helpを調べるとそれらも分かりました。
s1を文字列変数として定義して以下のように書くと定数を当てはめることができます。
s1 := #$C548#$B155#$D558#$C138#$C694;
たとえば、ハングルの場合、ハングル1文字がユニコードの16進の値の4桁の数字になるので、これに先頭に#$を加えると文字列になります。上の式は「안녕하세요」をプログラムの中で定数として扱う場合のコードです。
また、このDelphi2009はActiveXもパッケージとして取り込めるので、先日バージョンアップ版を公開した「漢の風」のようにWindowsMediaPlayerのActiveXを組み込みmp3ファイルの音声ファイルを再生させることもできます。
Unicodeが扱えると、Uniocodeの中で定義されている発音記号フォントを扱えるようになるのもうれしいです。私の作ったPhonetica forWordという発音記号入力ソフトはSILの作った独自コードの発音記号フォントを入力するソフトです。本来であればUnicodeの発音記号フォントを扱えれば、数多くのフォント作者が作ったフォントを同一コード値で扱えるので便利になります。
今まで、JAVAや.NET Frameworkなどいくつも開発ツールを試してきましたが、どれも速さがもったりしたり、別のランタイムが必要だったり、いまいちでした。
Delphi2009は今までのソフトの遺産が生かせ、Unicodeも扱える。拡張性も高い。これはかなり、いいツールになる予感がします。何せ、Ver8に比べ月とすっぽんですから。
このDelphi2009きっと今月中に発注すると思います。Professional版のバージョンアップ版が12月26日までネットのSEShop.comで10%引き、43,470円です。旧バージョンはどのDelphiでもOKだそうですので、安い旧バージョンを購入できれば、かなりお得になるはずです。 私も何とか予算を捻出したいと思っています。
開発は、まだ書籍類は出ていないので、Helpを検索しながら手探りでノウハウを積むしかありません。ですが私自身が、外国語ソフトの次世代と考える機能を実現できそうなポテンシャルを持っていそうです。今後、現在ある外国語入力ソフトはできるだけ「音声が扱えるソフト」「発音記号が扱えるソフト」にグレードアップしようと思っております。


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